シカゴ・ブルースの父と言われている、マディ・ウォータースについて

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私が「マディ・ウォータース」を知ったのは、最近ではありません。20年くらい前に(もっと前?)アメリカ合衆国で企画されたアナログレコード(ORIGINAL  MASTER  RECORDING/Mobile  Fidelity  Sound  Lab)を購入した時に知りました。アルバムのタイトル名”Folk  Singer”がアメリカ合衆国でレコードが発売されたのが1964年、日本では東京オリンピックの年です。この”Folk  Singer”の中で一番のお気に入りはA面の4曲目、”Good  Morning  School  Girl”という曲です。アップテンポのリズムが心地よく、いわゆる”ブルース”のどろどろした雰囲気の曲ではありません。「マディ・ウォータース」はニックネームで本名はマッキンリー・モーガンフィールド、アフリカ系アメリカ人です。小さい頃、どろんこまみれ(泥水)になって遊んでいたことからついたニックネームみたいです。私は音楽の好みでいえば特にブルースが好きな訳ではありませんが、音質にこだわった”ORIGINAL  MASTER  RECORDINGのレコード盤ということで、まあ一度聴いてみようと思ったわけです。夜、バーボンをストレートで飲みながら聴くと、私が住んでいる日本とはまったく異質で、殺伐?としたシカゴの風景が見えてきます。25年くらい前にシカゴに2日間滞在したことがあります。・・・白人とアフリカ系アメリカ人との超えられない人種間の壁を感じます。「マディ・ウォータース」の魂を揺さぶる太い声を是非聴いていただきたい。音質的なことを言いますと、とにかく音が厚い、うすっぺらな音ではありません。なので出来れば、LPレコードで聴いてもらいたいシンガーです。ヤフオクで出品されているかはわかりませんが。さて、レコードプレイヤーといえば、3月23日の朝日新聞朝刊で”テクニクスSL-1200GR”の見開き全面広告が載っていました。以前、限定生産のSL-1200GL(Lはリミテッドだと思います)のご紹介をさせていただきましたが、今回の価格は¥14.8000(税抜)ですので安くは設定されております。買い替えるかどうか迷っています。