7月10日にエルトン・ジョンのセカンドアルバム「ELTON JOHN」について投稿しました。そして、今回は彼のアルバムの中ではちょっと異色のアルバムである、「ELTON JOHN 17-11-70」は初期のエルトン・ジョンバンド唯一の正規の録音であることなどちょっとオーバーな言い方ですが、歴史的な価値のあるものといえるでしょう。1970年12月17日、ニューヨークのA&Mレコーディングスタジオで招待客の前で演奏されたものです。冒頭を飾る”BAD SIDE OF THE MOON”のノリのいいサウンドで招待客のみなさんも大喜びです。5曲目にザ・ローリングストーンズの”ホンキー・トンク・ウーマン”が収録されています。ストーンズとはかなり趣が違うなんとなくゴスペル風の曲調になっています。7曲目の「BURN DOWN THE MISSION」ではエルヴィス・プレスリーの「MY BABY LEFT ME」が収録されており、リズミカルな曲進行で体が自然に揺れてしまいます。そして、ザ・ビートルズの”GET BACK”が最後を飾ります。エルトン・ジョンが歌うとなんだか別の曲に聴こえてくるのが不思議です。
このSHM-CDは最新鋭のデジタル・プロセッシング・システムを使って、20ビット・レゾリューションで音処理をしていますというようなことがライナーに書かれております。録音の専門職ではないのでよくわかりませんが、とにかく音質が非常に優れています。そしてこのCDは私の大好きな紙ジャケ仕様になっています。LPレコードも所有していますが、残念ながら音質はイマイチです。次回もエルトン・ジョンの曲についてです。