普段はあまりジャズは聴かないのですが、”ファイアーバード・ラウドスピーカーケーブルVersion 2”と”ファイアーバード・ジャンパーケーブル”の組み合せでの音の確認ということで、「バド・パウエルへの追想/チック・コリア・アンド・フレンズ」を聴きました。録音は1996年にカルフォルニア州にて収録とのことで、このCDは”スウィングジャーナル誌選定ゴールドディスクに選ばれています。参加ミュージシャンはチック・コリア(ピアノ)、ウォレス・ルーニー(トランペット)、ジョシュア・レッドマン(テナー・サックス)、ケニー・ギャレット(アルト・サックス)、クリスチャン・マクブライト(ベース)、ロイ・ヘインズ(ドラムス)演奏は曲によってメンバーが異なっているようです。ジャズに詳しい方ならなるほどと思われるメンバーかもしれませんが、メンバーの中で私が知っているのはピアノのチック・コリアだけです。繰り返しますが私はジャズは詳しくありませんので、間違っていたらすみませんけれども、ジャズ・ピアノでは正統派?と思われるバド・パウエルとチック・コリアは目指す方向性が違うんじゃないかと思いましたが、聴き始めてみると、なるほどチック・コリアも普通のジャズピアノも弾けるのね、まあプロだから当然か!バド・パウエルはジャズ・ピアノでは相当有名なピアニストみたいで、チック・コリアもバド・パウエルを尊敬しておられたのでしょう。私は過去にジャズ喫茶でバド・パウエルのアナログ盤を何度か聴いた記憶があります。このアルバムに収録されている”クレオパトラの夢”はバド・パウエルの代表的な曲なのでご存知の方も多いのではないかと・・・
それはさておき、ブログということで、スピーカー名、それとプリメインアンプ名をそれぞれ具体的に挙げさせていただき、使用したスピーカーケーブル、ジャンパーケーブルのタイプをお知らせします。プリメインアンプはYAMAHAさんの「A-S2000」です。少し前のモデルで、現在発売されている機種でいえば、「A-S2100」に相当するアンプです。価格の点では「A-S1100」になりますが、「A-S2000」には備わっているバランス入力端子が「A-S1100」にはありません。とにかく、当時はA-Sシリーズの最高級アンプでした。しばらくピュア・オーディオから遠ざかっていたヤマハさんが満を持して発表されたピュアオーディオアンプで、同時に「CD-S2000というCDプレイヤーも発売され、今回の試聴にもCDプレイヤーはこのCD-S2000を使用しています。ちなみに、アンプとCDプレイヤーを繫ぐオーディオケーブルは「オルトフォ/Reference 7NX-705」というバランスケーブルです。
スピーカーは英国の「Celestion A-Compact」です。現在は発売されておりません。定価は1本¥75.000なので、ペアで¥150.000です。実売価格は¥120.000前後だったのではないかと・・・Celestion Aシリーズの中では一番小型のモデルなのですが、非常に音がいいです。実際に試聴して即購入しました。ただ、背面の入力端子がちょっと残念な仕上がりです。要は小型のスピーカーなので、バイワイヤリング端子に大きさに余裕のあるパーツが使えなかったのだと思います。繫ぐのにちょっと苦労しました。
”ファイアーバード・ラウドスピーカーケーブル Version 2”はB/Sタイプを使用しています。片側がバナナプラグで、もう一方がスペードプラグ(Yラグ)になっています。アンプのスピーカー出力端子にはスペードプラグ(Yラグ)を繋ぎ、バナナプラグをスピーカー側の入力端子の低域側(通常は下側の端子)に繋ぎ、スピーカー側の入力端子ではジャンパーケーブルのスペードプラグを低域側に繋ぎ、バナナプラグを高域側につないで試聴しました。セレッションのスピーカーとヤマハさんのアンプとの相性がまずいいのだと思います。このスピーカーは背面にバスレフダクトがあり、そこから低音がでる構造になっていて、こんな小さいスピーカーから大変気持ちのいい低音再生を楽しむことができます。サイズが小さいので、無理にバイワイヤリング接続をしなくても、スピーカーケーブル1セット+ジャンパーケーブルの組み合せで、”チック・コリアアンド・フレンズによるバド・パウエルへの追想”を気持ちの良い音で楽しむことが出来ます。このCDはオススメです。