DENONカートリッジDL-301で今レコードを聴きまくっています。

デノンのカートリッジ、DL-301はどちらかというとロック、ジャズに向いているかも・・ということを前回ブログで書きました。”マイルス・デービス/カインド・オブ・ブルー”ではジョン・コルトレーンの濃厚なサックスプレイが堪能できました。レコードの音はCDの音とはやはり音の実在感が違うのではないかと思います。それではクラシック音楽ではどうかということで、ピエール・ブーレーズ指揮/ニューヨーク・フィルの”火の鳥”を聴きました。悪くないどころか非常にバランスの取れた納得の音で、正確さを楽団員に厳しく要求するブーレーズの性格をよく表現してくれています。このカートリッジは音楽ジャンルを選ばない優れものだと思います。そして、私の好きなレーベルである「テラーク」レーベルから出ているロリン・マゼール指揮”チャイコフスキー/交響曲第4番”です。以前、このブログで冒頭の大太鼓の地を這うような低域が味わえる素晴らしい音質のお話をさせていただいたあの曲です。正直、この曲では私が長年使ってきたオルトフォンMC-20の方がこの曲の持つロシア臭さを感じます。オルトフォンカートリッジの奥深いところでしょうか?ただ、デノンDL-301は楽器のそれぞれの音色や存在感、解像度の点で素晴らしい性能を発揮してくれます。いかにも真面目な日本の製品らしいところかなと思います。そして一転、ブリティッシュロックの雄、「レッド・ツェッペリン」”永遠の詩・THE  SONG  REMAINS  SAME”であります。A面の2曲目、”祭典の日”のノリノリのサウンドには聴くたびに痺れます。このLPを聞くとこのデノンDL-301はまさに水を得た魚のようにイキイキと再現してくれます。