”定額制音楽配信サービス”の記事を読みました。

平成30年3月25日の朝日新聞朝刊の35面「文化の扉」に定額制音楽配信サービスについての記事を読んで、以前私のブログでCDが売れなくなった理由を勝手にあれこれ書かせていただいたことが非常に恥ずかしい思いでおります。音楽を取り巻く今の状況を理解していませんでした。確かにこんな状況ではCDなんて売れる訳がありません。お笑いタレントの小峠さんも記事の中で言われています。「曲が事実上、無限にある。聴き放題ってすごい」と。ただ、小峠さんはこうも言われています。私もここが重要だと思うのですが、「CDの場合はジャケット写真、ライナーノーツなどトータルとしての”作品”を大事にする文化がある。今後、CDやレコード市場はより縮小していくのでしょうけれども、そこが歯がゆい。」

この定額音楽配信サービスでは、実際膨大な曲を前に”何を聴けばいいか”に対するサービスとして登場したのがプレイリスト文化(サービス?)だそうです。音楽に精通したキューレーターがテーマごとに様々なプレイリストを個々人の嗜好の合わせて提供するとのこと。自分なりに努力?して曲を探すという無駄(もちろん私は無駄とは思いません!)に時間をかけるのはもったいないということなのでしょうね?他人任せに”音楽”をセレクトしてもらうなど私には考えられません。音楽を聴く環境はえらく変わったんですね。この朝日の記事を読んだ方は多くいらっしゃると思いますがまだ読んでないかたは是非読んでいただきたいと思います。私は”オーディオは文化だ”と勝手に捉えていますが、その視点からも今の状況は音楽とその音楽を取り巻く社会状況との関係性など”音楽の文化的側面”を否定しているのではと・・・例えば、ボブ・ディランの曲が生まれた当時の社会的状況はやはり少しだけでも理解した上で聴きたいと思うのです。

わたしの好きなクラシック音楽の”定額制音楽配信サービス”についてはネットでちょっと調べていますが、それぞれのサービスのホームページを観たのですがどうなっているかはまだわかりません。クラシック音楽は曲が”長い”のでどうなのでしょうか?

朝日新聞”文化の扉”の編集部の方々、記事の内容を勝手に使わせてもらいすみません。