ストラヴィンスキーのバレエ音楽”火の鳥”のLPレコードについて前回のブログであれこれ書かせていただきましたが、LPレコードを聴き出すと次々に聴きたくなります。ちょっと前に発売された”2009年リマスター音源を使った180g重量盤/A HARD DAY’S NIGHT”の音質は、若干高域が抑えられたものなので(私のシステムではそう聴こえます)、トーンコントロールで高域を少しブーストしています。低域の出方は問題ないので、結果、CD(同じリマスター音源を使った紙ジャケット盤です)とほぼ同じ音質で聴くことができるのは本当に幸せを感じます。
ヤフーオークションにたまに出品されていて綺麗な盤?はとんでもなく非常に高額で出品されている、いわゆる”赤盤のA HARD DAY’S NIGHT”の音質は低域はかなりカットされているように感じます(私のシステムではそう聴こえます)が、このリマスター音源の重量盤の低域はすばらしい!またこの盤は日本でも公開された映画”ビートルズがやって来る!ヤア!ヤア!ヤア!”(不思議な邦題です)のサウンドトラック盤でもあります。まあ映画の内容はさておき、大変聴き応えのある名盤と言っていいと思います。発売されて以来かれこれ50年以上経っているレコードですが私の中ではいささかも色あせることはありません。
そして、このLPレコードの中で私の一番のお気に入りの曲は、”アンド・アイ・ラヴ・ハー”でも”キャント・バイ・ミー・ラヴ”でもなく”すてきなダンス”なのです。英語表記では”I’M HAPPY JUST TO DANCE WITH YOU”なのですが、この方がよっぽどすてきな曲名では?と思いませんか?次に好きな曲”エニイ・タイム・アット・オール”のドラムの一撃?から始まるセンスには感心させられます。ザ・ビートルズのメンバーの、俺たちが音楽を変えていくんだという意識の高さというか溢れんばかりのアイデアというか・・・やはり凄い人たちだったのですね。