暑い日々が続いておりましたが、昨日あたりから少し涼しくなってきました。ちょっと前の猛暑の時期には部屋をエアコンで涼しくしてもCD、レコードを聴くのは正直辛かったです。そうゆう中でフランスの作曲家モーリス・ラベル(以下ラベル)が紡ぐ、バレエ音楽「ダフニスとクロエ」は私の中では夏に聴きたい曲目です。第1部の中の3曲目”宗教的な踊り”は”海辺のホテルで晴れた午後の海をエアコンが効いた部屋から眺めているイメージ”です。”宗教的な踊り”というタイトルからしてラベルは夏のイメージなどさらさら考えていないですけれども。クラシック音楽の専門家ではないのでこのバレエ音楽についての解説をここでいろいろ述べるつもりはありません。詳しく知りたい方はウィキペディアなどで検索していただけたらと思います。
皆さんはどう思われるかはわかりませんが、音楽にはクラシックにせよ、ロックにせよ季節によって聴きたい音楽は変わってくるのではと思っております。初冬にはバッハの「クリスマス・オラトリオ」あるいは「マタイ受難曲」あたりを聴きたくなります。夏に「クリスマス・オラトリオ」などは聴きたくありません・・・秋にはショパンのピアノ協奏曲を聴きたい、そんな感じです。
このCDについてちょっとご説明しますと、指揮者はラベルと同じフランス人のピエール・ブーレーズ、演奏はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、合唱はベルリン放送合唱団です。本当は色彩感豊かなフランスのオーケストラで聴くのがいいのですが、音質を考えるとブーレーズ盤になってしまうのです。