一番好きな映画音楽の作曲家はジョン・バリー氏です/その2

英国、米国合作の「OO7/ロシアより愛をこめて」の映画音楽を担当されたのがジョン・バリー氏であることは前回のブログでお話しました。「OO7シリーズ」のサウンドトラック盤(LP盤)をヤフオクで落札したのが今から6年前、とにかくテーマ音楽をどうしても聴きたくなりまして。日本での公開は1964年4月だそうなので、東京オリンピックが開催される6ヶ月くらい前のことみたいです。英国での映画公開は1963年ですからサウンドトラック盤の録音は当然それより前になります。音質的には良いとは言えませんが、音質がどうのこうのではなく、荒削りではありますが ” 音に勢い ” があります。またまた偉そうですみませんけれどもジョン・バリー氏の編曲というかアレンジメントが素晴らしい。「OO7/シリーズ・ロシアより愛をこめて」のサウンドトラック盤のB面一曲目 ” FROM  RUSSIA  WITH  LOVE ” は今聴いても名曲中の名曲だと思います。ボーカルのマット・モンローの声が何ともアメリカ的!

映画をくどくど説明してもしょうがないのですが、諜報員としてはあまりにも目立つ主人公ジェームズ・ボンド、荒唐無稽なストーリー、いろいろ細工を施されたクルマ、万年筆など・・・まあ所詮フィクションの世界ですからね。一流の娯楽映画ですし、映画のオープニングのタイトルバックの斬新さはさすがという感じです。最近の映画は、主題曲(主題歌)を聴いてもその映画を連想することがなくなったように思うのですが、皆様はどう思われますか?私的には前回お話した「フォロー・ミー」の音楽がジョン・バリー氏の手がけた映画音楽の中では一番好きなのですが「OO7/シリーズ」は最近まで定期的?に映画は作られていて、映画音楽の基本コンセプトといいますか基本メロディはなんとなくですがそのまま継続されているイメージで映画音楽として完成度の高さを感じます。ただ、” 消えるボンドカー ” あたりになってくるとちょっとついて行けなくなりましたが。レコードレーベルはUNITED  ARTISTS、レコード番号はGXH6007です。