UNPLUGED(アンプラグド)シリーズ/ニール・ヤングのCDは飽きがこないのはどうして?

カナダ・トロント出身のシンガーソングライター、ニール・ヤングを知ったのは随分前(大学生くらいの頃)ですが、アナログ盤は持っていませんでした。ロックやクラシック音楽の方に興味があったのと、彼の声質、歌い方がどうも好きになれなかったからです。さて、” MTVアンプラグド ” シリーズの中で私が所有しているCD盤で一番多く聴いたのは、おそらくエリック・クラプトンだったのですが、10年くらい前から一切聴かなくなりました。さすがに飽きちゃったのですね。そして今でもたまに聴くCD盤が今回ご紹介する「ニール・ヤング/アンプラグド(1993年発売)」であります。” エリック・クラプトン/アンプラグド ” の空気感、臨場感が気に入っていたので、ニール・ヤングを初め、矢継ぎ早にいろいろなアーティストのCD盤を購入しました。KISS、ボブ・ディラン、R.E.M等々・・・前述のように今でも聴いているアンプラグドシリーズが「ニール・ヤング/アンプラグド」のみとなりました。

このアルバムの収録曲の中で一番のお気に入りは、” ハーベスト・ムーン ” であります。心に滲みる歌詞とメロディ、スローテンポのリズムが聴衆を包み込んでいます。MTVアンプラグドの映像には、中年の夫婦が肩を抱き合いながら涙を流しているシーンがあったとのこと、私はこの映像は見てはいませんけれども。全体に静かな雰囲気の中で進行されています。そして、最後の収録曲、”フロム・ハンク・トゥ・ヘンドリックス”の歌詞にはこんなくだりがあります。”・・マリリンからマドンナまでいつも君の笑顔が好きだった。でも今や僕らの眼の前にはカリフォルニア・スタイルのどでかい離婚訴訟が待つばかり・・”この部分では聴衆がしっかりと歌詞に反応(かけ声)しています。こうゆう空気感が少人数のコンサートがアンプラグドの醍醐味でしょうか。この2つの曲以外にも良い曲がたくさん収録されていますので皆さん是非聴いてみてください。レーベルはワーナーミュージックジャパン、CD番号は-5360です。

スピーカー、スピーカーケーブル、プリメインアンプ、CDプレイヤーは前回の10CCの時と同じです。もともと” アンプラグド ” シリーズはデジタル録音でしょうから音もよく、会場の空気感もばっちり録音されております。以下、アンプラグド以外に私が現在所有しているニール・ヤングの過去のCD盤の中から少しご紹介します。1. 「 アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」(1970年発売)・・・ネットで調べると、このアルバムが最高傑作という方がおられます。2. 「ハーベスト」(1972年発売)・・・名盤の誉れ高いこのアルバムには発売当時大ヒットしたシングル ” 孤独の旅路 ” が収められています。また、アンプラグドに収められている ” ダメージ・ダン ” もこのアルバムで聴くことができます。3.「今宵その夜」(1975年発売)・・・正直いうと、もう少しちゃんと録音して欲しかったなという気分ですが、そのいい加減さがまたいいのかも、今でもたまに聴きたくなるのです。4.「ハーベスト・ムーン」(1992年発売)・・・発売当時に各FM局がこぞってこのアルバムを特集していました。タイトル曲 ” ハーベスト・ムーン ”と” アンノウン・レジェンド ” 、” フロム・ハンク・トゥ・ヘンドリックス” はアンプラグドにも収録されていますのでスタジオ録音との違いも感じられます。○アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ・・・CD番号は20P2-2092(正しくないかもです) ○ハーベスト・・・CD番号はWPCP-3900 ○今宵その夜・・・CD番号はWPCP-3901 ○ハーベスト・ムーン・・・CD番号はWPCP-4992、レーベルはワーナーミュージックジャパンです。