今回はオーディオから離れてアナログフィルムカメラ(銀塩カメラ)についてです。

アナログ盤を相変わらず聴いている毎日です。かなり前にヤフオクで落札した、いわゆるドーナツ盤(シングル盤)なんかも久しぶりに聴いております。ドーナツ盤についてはそのうちお話しさせていただくとして、さてフィルムカメラです。私が初めて買った一眼レフカメラは日本光学(ニコン)のニコマートFT2というニコンでは比較的ローコストのモデルでした。それからいろいろな一眼レフの遍歴を経て、やっと落ち着き現在使っているのは ペンタックス LX に 20mm 広角レンズ F2.8 をほぼ付けっぱなし、露出はオートで廃屋とか、桜とか、路地などを撮っております。絞りはピントの合う範囲を広くするためF11くらいに設定、フィルムは英国イルフォードのHP5 plus(ASA 400)という白黒のネガフィルムを最近は使っております。ちなみに、レンズ先端にはイエローフィルター(Y2)を常時装着しています。カメラとか、写真に興味のない方にとってはなんのことやらですよね。しかしもう少しお読みいただければと。

私はデジタル一眼レフも一応所有していて、ブログにアップする写真(アナログ盤とかCD盤とかを撮影したもの)はデジタル一眼レフで撮っています。便利さには勝てませんので。しかし、廃屋とか、なにげない路地をデジタル一眼レフで撮ろうという気にはなれないのです。そこはやはりフィルム一眼レフで撮りたい。ただし、フィルム現像は大変面倒な作業でして、例えば、現像液の温度設定はきちんとしないと現像オーバーになったりします。それと現像時間もネガフィルムの仕上がりにモロに影響しますし、現像液の種類をどうするか等々・・・現像からフィルムが完全に乾燥するまでは大体1日かかります。しかしながら、いいネガフィルムが出来た時の達成感はなんともいえないのです。

アナログ盤を再生する時もいろいろ注意しなくてはならないことが沢山あります。そもそもカートリッジ(レコード針がついた部分)の種類をどう選ぶかです。MM型(ムーヴィングマグネット)にするか、MC型(ムーヴィングコイル)にするか、あと針圧(レコード針の圧)の設定はきちんとしないといい音はしませんし、カートリッジの高さ(レコード盤とカートリッジの距離)も大事です。フィルムを使ったアナログ写真とアナログ盤再生はなんだか共通点があるように思えてなりません。どちらも大変面倒ですが、フィルム現像であれアナログ再生であれそれぞれハマッた時の満足感はなにものにも変えられません。今回オーディオとは関係のない ” フィルムカメラ ” のことをブログを載せさせていただいたのは、アナログ的感性を大事にしたいからに他なりません 。