ジョヴァンニ・ガブリエリというイタリアの作曲家を皆さん知ってますか?

次から次へとアナログ盤を聴きまくっている相変わらずの毎日です。前回はプッチーニのオペラでしたが、今回はルネッサンスからバロック時代の曲で、同じ ” THE  SUPER  ANALOGUE  DISC ” シリーズから「イタリア・バロックの精髄/ジョヴァンニ・ガブリエルの音楽」のご紹介です。私はジョヴァンニ・ガブリエルという作曲家の名前は聞いたことがありませんでした。知らない作曲家のアナログ盤を買うの?と思われるかもしれませんが、” イタリア・バロックの精髄 ” なんて言われると買いたくなりますよね?ジャケットのたすきには ” 復刻ではなく、アナログの極限的「復活」だ!” とあります。随分と勇ましいコピーですが、それだけ音質には自身があるのでしょう。ネットで ” ジョヴァンニ・ガブリエリ ” を検索しますと、ヴェネツィア楽派の頂点に立ってルネッサンス音楽からバロック音楽への過渡期を代表する存在となられた結構すごい方みたいです。

2023年6月2日は台風の影響で東京、町田市は朝から雨が降っていて風も強く吹いています。今、このアナログ盤を聴きながらパソコンに向かってブログを書いていますが、気が滅入る雨模様の日にこうゆうイタリア・バロックを聴くのもなかなかいいものです。さて、” イタリア・バロックの精髄 ” は音質的にはどうだったのか?

” アナログの極限的「復活」だ!”というだけあって、音の響きが大変美しいことをまず感じました。アナログ盤ならではの ” 音の佇まい ” が大変魅力的で、とにかく優しくなめらかな音なのです。重量級の盤(180g)だからなのか音溝が深いから情報量が多いのでしょうか。指揮者はカール・ミュンヒンガー氏、演奏はシュツットガルト室内管弦楽団となっています。私が大昔に購入したJ.C.バッハ作曲/管弦楽組曲のアナログ盤の指揮者がミュンヒンガー氏で、綺麗な音と共にちょっとおとなしい音だったと感じたので、今回のアナログ盤も大体同じような音の響きを感じます。奇をてらったところがない真面目な音で音楽に浸ることができるところはミュンヒンガー氏の性格から来るものでしょうか。ルネッサンス絵画に想いを馳せながらイタリア・バロックの世界に浸ってみてはどうでしょう。レーベルはLONDON「THE  SUPER  ANALOGUE  DISCシリーズ」レコード番号はKIJC 9189となっています。