ジャン・マルティノン指揮・アダン作曲/バレエ音楽「ジゼル」の大太鼓の音が凄い!

相変わらず、アナログ盤を取っ替え引っ替え聴く毎日を過ごしています。前々回からストヴィンスキーの「春の祭典」、「プルチネルラ」についてあれこれ書かせていただきました。今回は正統的?バレエ音楽 ” ジゼル ”のアナログ盤についてです。この盤はかれこれ20年以上前に東京  秋葉原のオーディオショップで購入したものと記憶しています。英国DECCAとかドイツ・グラムフォンのアナログ盤が数種類置いてあり、何点かまとめ買いした時のもので、持つとそれなりに重い180gの重量盤です。久しぶりに「ジゼル」をA面、B面通しで聴きました。おそらく50年以上前に録音されたものだと思いますが、当時のDECCAの録音技術のレベルの高さなのか、重量級ならではのレコード盤の音溝の深さなのか、大太鼓(バスドラム)の出方が尋常ではないのです。是非、アナログ盤でこの音を聴いていただきたい。ただ、小型スピーカーではちょっと再現するのは難しいかなと思います。出来れば、ウーファー(低域担当スピーカー)は30cm口径くらいのものが望ましいかと・・・・。

指揮はジャン・マルティノンという方でフランス人で、演奏はパリ・コンセルヴァトワール・オーケストラです。録音された場所はわかりません。レーベルは英国DECCA、レコード番号はSXL  2128になります。バレエに詳しい方であれば「ジゼル」のことはご存知だと思いますが、もともとバレエは ” ギリシャで生まれ、イタリアで育ち、フランスで花咲き、ロシアで実を結んだ ” と言われているらしいので、フランスのロマンティックバレエ時代の傑作といわれる「ジゼル」はフランス的(イメージ?)な香りがするのでしょうか?フランスには行ったことがない私が言うのもなんですが。