ジョージ・ガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」のアナログ盤についてです。

12月9日の夜9時から放送されたNHK/Eテレ「クラシックTV」では、アメリカ合衆国の作曲家、ジョージ・ガーシュインを取り上げられていました。ご欄になった方もいらっしゃると思います。ガーシュインと言えば ”ラプソディ・イン・ブルー”です。有名な曲なので、多くのCD盤、レコード盤が録音されていますが、今回この名曲のアナログ盤をご紹介します。かなり前になりますが、たまたま訪れた秋葉原のオーディオショップで購入したと記憶しています。日本語の解説はなかったので輸入盤になります。ジャケットにナンバリングのシールが貼られていて、私の盤は03002となっており、どれくらい生産されたのかはわかりません。「Reference  Mastercuts」というタイトルなので数種類の盤が発売されているものと思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A面は ” Rhapsody  in  Blue ”、B面の1曲目は ” Second  Rhapsody “、2曲目が ” I  Got  Rhythm “となっています。指揮はレナード・スラットキン、オーケストラはセントルイス・シンフォニー・オーケストラ、ピアノはジェフリー・シーガルと表記されています。レコード番号は ” RM 1003 ”となっています。とにかく、このアナログ盤の音質は群を抜いて素晴らしいものです。音の分解能という点ではデジタル録音のCDを聴いているような錯覚を起こさせ、なおかつアナログ盤の”佇まい”を感じさせてくれるところが素晴らしい!アメリカ合衆国ミズーリ州セントルイスのパウエル・シンフォニーホールで録音されたもののようです。添付のモノクロ写真で判断してはいけないかもですが、ダイレクト・カッティングされた盤でしょうかね?大変ダイナミックな音質で、録音の技術陣の熱い想いを感じます。私が使っているアナログプレイヤー、テクニクスSL1200 mk4という特別高価なプレイヤーでもなくても(テクニクスさんごめんなさい!)素晴らしい再生音を聴かせてくれます。まあ、このシリーズで”パリのアメリカ人”あたりも是非聴いてみたいと思っております。ヤフオクで捜してはいるのですが・・・

1944年にロスアンジェルスで生まれた、レナード・スラットキン氏はユダヤ系アメリカ人で、ジュリアード音楽院でジャン・ポール・モレルという方から指揮法を学ばれました。1979年にセントルイス・シンフォニー・オーケストラの音楽監督に就任し、このオーケストラを世界水準に引き上げたとのことです。私のお気に入りのマーラー/交響曲  第2番の2枚組CD盤(テラークレーベル)はクラシック音楽の評論家の方々から高い評価を得ています。ただし、このCD盤は輸入盤ですので、日本語の解説はありません。ちなみに、CD番号は”CD-80081”になります。前述のガーシュイン、マーラー、それにラフマニノフ等レパートリーの広さもスラットキン氏の特徴ではないかと思います。