熱収縮チューブを使っての最終作業は結構緊張の連続です。

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 前回のブログでは、バナナプラグと線材をオーディオハンダで接合していく過程をご紹介しました。ハンダごての使い方は多少の自信はありますが、やはり商品なのでそれなりに緊張します。そして今回、ケーブル製作の最終段階である熱収縮チューブの作業のプロセスについて順を追ってお話をさせていただきます。高温ドライヤーを使って収縮させるので、高熱に注意が必要です。また、結構気を使うところですが、チューブの中に気泡が残らないようにしなければいけません。以下、写真1から写真8までの作業の紹介です。

1.透明の熱収縮チューブをプラス側、マイナス側の撚った線材にセットします。

2.高温ドライヤーーでチューブを収縮させていきます。収縮作業の中で一番緊張する作業です。

3.ブランドロゴの入ったグレーの熱収縮チューブを所定の位置にセットします。

4.高温ドライヤーでグレーの熱収縮チューブを収縮させていきます。

5.グレーのチューブに透明の熱収縮チューブをセットします。

6.透明熱収縮チューブを高温ドライヤーで収縮させます。この透明チューブで、外皮部と線芯部との分岐を固定します。

7.バナナプラグに赤、黒それぞれの熱収縮チューブをセットします。

8.同じように高温ドライヤーで収縮させていきます。

この最後のプラグ側の熱収縮チューブ装着作業は完成の一歩手前ということもあり非常に気持ちの良い作業です。前回のブログの中の余分なハンダ をヤスリで削っていく作業と同じくらいに気持ちの良い作業なのです。これで片側サイド終了なので、同じ作業をあと3回繰り返したら1セットの出来上がりです。スピーカーケーブル1セット分の作業をやり終えるとなかなか疲れます。自分で言うのもなんですが、私なりに相当神経を使って製作しております。